404 Not Found

やあ、ここは「存在しないページ」という存在として存在してしまっているページだ。ほんとうの「存在しないページ」とは、あなたの思考の中にでも存在してしまえば「存在しないページ」ではないということになるのではないだろうか?そもそも「存在しないページ」という言葉として存在してしまっていること自体が「存在しないページ」の存在を否定することになり、いよいよあなたの探しているものの存在の有無について非常に揺らいだ結果を提示するものとなってしまうのではなかろうか?そんな曖昧な存在のページを探す迷い人のうち、おそらくCtrl+Uや検証ツールを開いてでもこの文章を読もうとする探求者はほんのわずかだろうが、こんな探究心にあふれる人をただ元の場所へ誘導するだけというのもなんだかもったいないので、著作権的な問題で上げられることのない勝手な模写やそれこそ存在意義の曖昧なものばかりが置いてあるページへの鍵 http://0xconfig.net/labs を置いておこうと思う。あなたにとって大したものは何一つないと思うが、もし足跡のひとつでも残していってくれたならば、あなたがこのサイトにかけてくれた執念のようなものに感謝と畏敬の念をいだくことになるね。 ぼくはある一定の馬鹿馬鹿しさを感じながらこんな悪戯な文章をつらつら記しているわけだけれど、個人サイトとはこういう芸当ができるものだという一種の利便性のようなものを紹介しようとこんな回りくどい手口をとることになった、ただそれだけだ。同じく紹介しようとして平たいブログなどを書いても全くもって面白みはないし、単なるSNSの劣化版とも見られてしまうだろうから、こんな正しく表示されても読まれなさそうな文章を正しく表示されない場所に正しく表示させることにしたのだ。 ぼくたちのある娯楽であり気の休まるところであり意欲のかきたてられる場所であったインターネットは繁栄にともなって社会性と網目状の縦と横のつながりと時々の断絶が、古びた紙束に突然わいて出た茶色いしみのようにぽつぽつと現れ、いつしか夜空の星のごとく存在して当然のようになり、時にはそれが確認できて安心感さえ抱かせられるようになった。ぼくらは網目をつくる強固な糸の上を回路上の電流のように歩くことになり、インターネットから逃げるときも正しい手順と回路を辿り直さなければ逃げることはできず、実生活からもインターネットの使用を推奨されて押し戻されることになり、はたしてこんな状態のものが娯楽などと言えるのだろうか?と思う状態にまで陥ってしまった。しかしながらソーシャル・ネットワークがダメなものだと断言できるところはどこにもないし、実際にその広まりの早さや大多数が利用しているという事実を利用しなければ得られないものはたくさんある。要はほどよくいいとこ取りをすればいいだけなのだ。そうして僕はこのように個人サイトを家に見立てたら郵便受けのフタの裏側のような気づきにくくもその気になれば誰でもめくれる場所にせっせとこんな文章を貼りつける作業をしており、ときおり息抜きには出来上がった絵やら日記やらの報告を書いた紙飛行機か風船のようなものをみんなの目に入る場所に届くように飛ばし、また家の中の増減築と整理整頓にいそしむ日々を送っている。インターネットは道具であり社会ではないと思いながら。家にはなるが街にはならない、面積という概念を無視した無限のひろがりの中でなら家が何件建とうがきっと街が形成されることはない、隣の壁を常に視界に入れながら生活する運命になることもなく、また自分がどのような身勝手をはたらいても他者が距離をとり続けている間は誰の害にもなることはない、逆に誰が何をしてもこちらの環境に一切の波が立つことはなく、けして現実社会の二番煎じになることはないと信じながら。 もしもインターネットが着々と社会化していくことに歯止めがかからなくなっていくとしたら、このサイトないし誰しもの個人サイトの多くは未だ開拓されなければ開拓自体も許されない絶対的な秩序を持った大自然の一画として、自由への愛を抱え込んだまま放浪する人たちがほんの一息だけ息継ぎをし、得体の知れない領主の気配を感じて早々に立ち去っては各地を転々とするための着地点として存在し続けることになるだろう。 あなたが探しているものはこのような空間だろうか?多かれ少なかれ、わずかながらの違和感を持つように引いたウェブページ上の罫線を訝ってこんなページを開く精緻な目の持ち主か、あるいは習いたてのメニューコマンドを無造作に打ってまわるくらいのテクニカルヤンチャな人には、1ミリだか1グラムだかはそんな渇望があるような気はしているんだ。 そうでなければ、Indexへ戻ってメニューをたどってみるといいかもしれないね。

お探しのページはどこかに行ってしまいました。
The page should be on this URL may traveled somewhere.

Index